プラトンの「饗宴」


最近、YouTube でNHKの「100分で名著」という番組を観ました。
プラトンの「饗宴」という作品を取り上げた回で
とても興味深い内容でした。


「饗宴」は約2400年前の作品で、
当時のギリシャの詩人や劇作家や哲学者たちが集まって、
酒を呑み語りあった内容が記されています。

そのパーティーの中で、ギリシャの哲学者ソクラテスは
愛(ギリシャで神様とされていたエロース)について、
このように語りました。

『エロース(愛)は人間と神の中間の存在である。
 人間は愛の手助けによって「善」「美」「永遠」といった
 イデア(理想、神の性質、物事の本質)に
 近づいて行くことができる。』


ソクラテスは「無知の知」という言葉で有名です。
その意味は『私は自らが無知であることを自覚している。
だから、知に近づきたいと願っている』ということだそうです。

そして『全ての人のあるべき姿は、自らの無知を自覚し、
善や美や永遠といったイデアに近づいていけるように、
努力をすることだ』と語っています。


愛によって、人という存在が永遠のイデアに近づくことができる
という例として、ソクラテスはこんな事も言っています。

『愛し合うことで子供が生まれる。命を受け継ぐことによって、
 限りある命を限りないこと(永遠)に近づけることができる』

『また、女性に限らず全ての人間は愛によって魂で懐妊する。
 魂が懐妊している人は、美しく気高い魂を持つ人との出会いを喜ぶ。
 その人のそばにいようと、離れていようと、
 その人のことを記憶にとどめながらはらんでいた知恵を産みつけ、
 出産をする。』
 
『例えば、芸術家は(美)を表現し作品として残そうとする。
 働く人は、その仕事を通して(善)だと思えることを行い、
 社会に貢献しようとする。
 そのようにすることで自分の肉体としての命はなくなっても
 作品や影響がこの世に残るので、自らの命を(永遠)に
 近づけることができる』


…自分達はTwo-SouLとして、同志として、夫婦として
色んなことを語り合ったりします。
お互いへの敬意(愛)があるからこそ、
自分達が良いと思うことに近づいてこれたと感じます。

これからも2人が素敵だと思えることに向かっていきたいと
改めて思いました。

兵頭大作

2019年02月27日||:Daisaku ブログ